昭和33年

布施 克彦

今だってわるくはない!
日本人は「昔はよかった症候群」だ。いつの時代も過去を美化して未来を憂う。だが、心配はいらない。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を見て、多くの人が「あの頃はよかった」と涙を流した。貧しかったが夢と希望に溢れる時代だったという。だが、今だって悪くはない。

昭和33年
  • シリーズ:ちくま新書
  • 735円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:633
  • 刊行日: 2006/12/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-06335-8
  • JANコード:9784480063359

この本の内容

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を見て、多くの中高年と、なぜか二十代の若者までが、「あの頃はよかった」と涙を流した。昭和三十年代を黄金期とする言説がある。あの頃は、日本が一番輝いていた、貧しかったが夢と希望のある時代だったという。だが、本当にそうだったのだろうか?昭和三十三年は、ただ懐かしむだけの年ではない。あの年の事象を今日と重ね合わせることで、これからの日本が見えてくる。

この本の目次

第1章 過去を美化し、未来を憂える日本人
第2章 先行き不透明だった高度成長の夜明け
第3章 本当にあった下流社会
第4章 当時のテレビ革命と現在のネット革命
第5章 健全化する社会、スポーツ大国へ
第6章 昭和三十三年から明日の日本を読む

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