ニーチェ全集 3 哲学者の書 ─哲学者の書

フリードリッヒ・ニーチェ 著 , 渡邊 二郎 翻訳

ニーチェ初期の思索、『悲劇の誕生』 と同時期の遺稿を収める。文化総体の意味を批判的に把握しようとする、後年の思索の萌芽。
【解説: 渡辺二郎 】

ニーチェ全集 3 哲学者の書 ─哲学者の書
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,995円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ニ-1-3
  • 刊行日: 1994/04/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:688
  • ISBN:978-4-480-08073-8
  • JANコード:9784480080738
フリードリッヒ・ニーチェ
フリードリッヒ・ニーチェ

ニーチェ,フリードリッヒ

(1844−1900)旧来の西洋哲学・文化に激しい攻撃を加え、20世紀思想に決定的な影響を与えた哲学者。主著は『悲劇の誕生』『ツァラトゥストラ』『この人を見よ』等。

渡邊 二郎
渡邊 二郎

ワタナベ ジロウ

1931年10月15日、東京に生まれる。1949年、東京大学入学、53年、文学部哲学科卒業。58年、大学院人文科学研究科哲学専門博士課程、単位修得満期退学。63年、論文「ハイデッガー哲学の研究」により、文学博士(東京大学)。1958年、成城大学文芸学部専任講師。62年、助教授。64年、東京大学文学部助教授。67-69年、フンボルト財団奨学生として、ドイツのフライブルク大学に研究滞在。78年、東京大学文学部教授。92年、放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2002年、放送大学名誉教授。日本哲学会委員長、哲学会理事長、実存思想協会理事長、日本シェリング協会会長、世界哲学会運営委員、日本学術会議哲学研究連絡委員長、等を歴任。2008年2月12日、膵臓癌のため逝去。

この本の内容

「この時代のギリシア人たちはどのように哲学的思索をなしたのか?あの時代の彼らにとって哲学とは何であったのか、われわれにとって哲学は何であり得るか、また一般に哲学はわれわれにとって何ほどかのものであり得るであろうか?」初期ギリシア哲学研究を足場にして、ニーチェが独自の思想を表白した理論的草晃「哲学者の書」をはじめ、『悲劇の誕生』と同時期に属する初期の諸遺稿を収める。

この本の目次

1 運命と歴史
2 意志の自由と運命
3 われわれの教養施設の将来について
4 ショーペンハウアー哲学とドイツ文化との関係
5 真理の情熱について
6 哲学者に関する著作のための準備草案
7 「苦境に立つ哲学」をめぐる考察のための諸思想
8 「われら文献学者」をめぐる考察のための諸思想および諸草案

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