無常
「はかなし」という王朝的情緒が、中世において「無常」へ移行してゆく様子を跡づけ、日本人の無常感の変遷過程を体系化する。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,050円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:カ-1-3
- 刊行日:
1998/08/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:320
- ISBN:4-480-08435-5
- JANコード:9784480084354
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「はかなし」という王朝的情緒が、中世において「無常」に移行し、道元の無常の形而上学にいたる経過を、犀利な観察と豊かな情感をもって詳細にたどり、日本人の無常感の変遷過程を初めて体系化する。著者の到達点を示す卓異の論考。
はかなし(序
「はかなし」という言葉
かげろふの日記
紫式部日記 ほか)
無常(さまざまな発心―法然の特殊性
浄土と穢土―恵心・法然・親鸞
死と詩―一遍の称名 ほか)
無常の形而上学―道元
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