日本の百年9 廃墟の中から 1945―1952
絶望を乗り越えて
日本中が焼野原になり、進駐軍がやってきた。人々は明日を夢見て必死に生きる
特攻隊の生き残り、引揚者、ヤミ屋、戦災孤児。新たな明日を夢み、さまざまな思いを抱いて必死に生きた、敗戦直後の想像を絶した窮乏の時代。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,575円(税込)
- Cコード:0121
- 整理番号:ニ-9-9
- 刊行日:
2008/06/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:592
- ISBN:978-4-480-09079-9
- JANコード:9784480090799
- 在庫 問合せ
- 「日本の百年」スペシャルページ
- 全巻を表示
開国以来、日本の歩んできた100年、そこに生きた人々、当時の雰囲気、世相風俗を浮き彫りにした、臨場感あふれる迫真のドキュメント。公式記録や史料、体験談、新聞、雑誌、回想録、流行歌にいたるまで多方面から取材し、時代の種々相を写し出した記録現代史全10巻。復刊を待望された名著の文庫化。第9巻は、敗戦直後の想像を絶する経済的窮乏と精神的貧困の時代。同時にまた、日本歴史始まって以来、最も可能性に満ちた時代でもあった。見わたせば一面焼野原、降り注ぐ陽光、そして解放感。引揚者、もと特攻隊、ヤミ屋、戦災孤児、多様な民衆が廃墟の中でさまざまな未来像を描いて必死に生きる。
無風地帯の記録
第1部 未来像の創造(マッカーサーが来た
死をとおして国家の復活を
人民管理
日本の予言者たち
よみがえる共同体
新しい憲法が生まれた)
第2部 占領されるということ(占領軍の肖像
実力者のすげかえ)
第3部 世界の流入(やみ市をとおって
引揚者のもってきた世界)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可
近代をつくった幕末明治の日本人[全文を読む]