回想の人びと
安田武、谷川雁、富士正晴……哲学者である著者が出会った二十三人の回想録。時代に流されず、ひとりの個人として生きた人々の肖像を綴る。
- シリーズ:ちくま文庫
- 798円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:つ-2-5
- 刊行日:
2006/02/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:320
- ISBN:4-480-42183-1
- JANコード:9784480421838
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安田武、谷川雁、武谷三男、長井勝一、秋山清、加太こうじ、富士正晴、金達寿、ロナルド・ドーアなど、哲学者である著者が出会った23人をめぐる回想録。評論家や作家、漫画編集者、詩人など同時代を生き、著者に影響を与えた人びととの対話でもある。
安田武(1922〜1986)―戦争体験の継承とくらしの型
谷川雁(1923〜1995)―「北がなければ日本は三角」
武谷三男(1911〜2000)―「完全無欠の国体観」にひとり対する
長井勝一(1921〜1996)―マンガ雑誌『ガロ』をおこした編集者
秋山清(1905〜1988)―自分の経験をくりかえし吟味する
加太こうじ(1918〜1998)―『黄金バット』の“生きている江戸”
葦津珍彦(1909〜1992)―日本民族を深く愛した人
富士正晴(1913〜1987)―かざりのない二つの原則
金達寿(1919〜1997)―祖国分断と差別から生まれた日本語文学
黒田三郎(1919〜1980)―薩摩士族の羞恥心を受け継いだ詩人〔ほか〕
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