松井 今朝子
マツイ ケサコ
1953年京都生まれ。早稲田大学大学院で演劇学を専攻。松竹株式会社で歌舞伎の企画・制作に携わり、フリーとなって歌舞伎の脚色・演出・評論、歌舞伎解説書の監修などを手がける。97年『東洲しゃらくさし』(PHP研究所)で小説家デビューし、『仲蔵狂乱』(講談社)で第8回時代小説大賞を受賞。著書に『奴の小万と呼ばれた女』『似せ者』(講談社)『一の富』(角川春樹事務所)『非道、行ずべからず』(マガジンハウス)『家、家にあらず』(集英社)『銀座開化事件帖』(新潮社)など。2007年『吉原手引草』(幻冬舎)で第137回直木賞受賞。
(著者写真:eye ohashi)