勢古 浩爾 セコ コウジ
一九四七年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社勤務ののち執筆活動に専念。市井の一般人が生きてゆくなかで、運命に翻弄されながらも自身の意志を垂直に立て、何度でも人生は立てなおすことができると思考し、静かに表現し続けている。一九八八年、第7回毎日21世紀賞受賞。著書に『まれに見るバカ』(洋泉社)、『自分様と馬の骨』(三五館)、『結論で読む人生論』(草思社)、『ぼくが真実を口にすると 吉本隆明88語』(ちくま文庫)、『会社員の父から息子へ』(ちくま新書)ほか。
勢古 浩爾 著
「戦後最大の思想家」「思想界の巨人」と冠される吉本隆明。その吉本がこだわった「最後の親鸞」の思考に倣い、「最後の吉本隆明」の思想の本質を追究する。
筑摩選書 四六判 368頁 刊行日 2011/04/13 ISBN 978-4-480-01519-8JANコード 9784480015198
定価:本体1,800 円+税
在庫 ○
吉本隆明の著作や発言の中から、とくに心に突き刺さったフレーズ、人生の指針となった言葉を選び出し、それを手掛かりに彼の思想を探っていく。
ちくま文庫 文庫判 304頁 刊行日 2011/03/09 ISBN 978-4-480-42805-9JANコード 9784480428059
定価:本体880 円+税
「勝ち組・負け組」という分け方には否を唱えたい。「強いか弱いか」「損か得か」だけで判断しない。「美しいか醜いか」を見失わない。それが「負けない」である。
ちくまプリマー新書 新書判 192頁 刊行日 2009/06/08 ISBN 978-4-480-68811-8JANコード 9784480688118
定価:本体780 円+税
会社員として長い年月を生きた一人の男として、子どもに伝えておきたいことがある。そう思うお父さんは少なくないだろう。定年退職を迎えた男の人生節目の手記。
ちくま新書 新書判 208頁 刊行日 2007/10/09 ISBN 978-4-480-06389-2JANコード 9784480063892
定価:本体680 円+税
在庫 ×
「思想」や「哲学」はカッコいい。だが、ふつうに暮らすふつうの人々に、それはどれだけ有用なものなのだろうか? 日本の知識人の壁を叩き壊す渾身の一冊。
ちくま新書 新書判 288頁 刊行日 2004/06/07 ISBN 4-480-06179-7JANコード 9784480061799
定価:本体820 円+税
父はリストラに怯え、息子はいじめで不登校。のきなみ男に元気がない。この男受難の時代に「男」である意味を洗い直し、「男らしさ」を再提示する渾身の一冊。
ちくま新書 新書判 208頁 刊行日 2000/05/18 ISBN 4-480-05847-8JANコード 9784480058478
自分とは実に理不尽な存在である。だが、そのことに気づいたときから自分をつくる長い道程がはじまる。読書という地味な方法によって自分を鍛えていく実践道場。
ちくま新書 新書判 208頁 刊行日 1997/11/19 ISBN 4-480-05734-XJANコード 9784480057341
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