木村 敏 キムラ ビン
1931年、旧朝鮮生まれ。1955年、京都大学医学部卒業。現在、京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員。専攻、精神病理学。著書に『異常の構造』(講談社現代新書)、『時間と自己』(中公新書)、『偶然性の精神病理』『心の病理を考える』(岩波書店)、『木村敏著作集』全8巻(弘文堂)、『関係としての自己』(みすず書房)、『あいだ』『自己・あいだ・時間』『分裂病と他者』(ちくま学芸文庫)など。訳書多数。1981年に第3回シーボルト賞、1985年に第1回エグネール賞、2003年に第15回和辻哲郎文化賞受賞。
木村 敏 著
自己と環境との出会いの原理である共通感覚「あいだ」。その構造をゲシュタルトクライス理論および西田哲学を参照しつつ論じる好著。 <br /> 【解説: 谷徹 】
ちくま学芸文庫 文庫判 224頁 刊行日 2005/09/07 ISBN 978-4-480-08934-2JANコード 9784480089342
定価:本体950 円+税
在庫 ○
間主観性の病態である分裂病に「時間」の要素を導入し、現象学的思索を展開する。精神病理学者である著者の代表的論考を収録。 <br /> 【解説: 野家啓一 】
ちくま学芸文庫 文庫判 480頁 刊行日 2006/05/10 ISBN 4-480-08969-1JANコード 9784480089694
定価:本体1,500 円+税
分裂病者の「他者」問題を徹底して掘り下げた木村精神病理学の画期的論考。「あいだ=いま」を見つめ開かれる「臨床哲学」の地平。 <br /> 【解説: 坂部恵 】
ちくま学芸文庫 文庫判 432頁 刊行日 2007/08/08 ISBN 978-4-480-09089-8JANコード 9784480090898
自己と時間の病理を辿り、存在者自己と自己の存在それ自体の間に広がる「あいだ」を論じる木村哲学の入門書。 <br /> 【解説: 小林敏明 】
ちくま学芸文庫 文庫判 240頁 刊行日 2008/05/08 ISBN 978-4-480-09144-4JANコード 9784480091444
定価:本体900 円+税
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