中井 久夫 ナカイ ヒサオ
1934年、奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。現在は神戸大学名誉教授。著書として『精神科医がものを書くとき』『隣の病い』『世に棲む患者』『「つながり」の精神病理』『「思春期を考える」ことについて』(いずれも、ちくま学芸文庫)、『分裂病と人類』(東京大学出版会)、『精神科治療の覚書』『日本の医者』(いずれも日本評論社)、『西欧精神医学背景史』『災害がほんとうに襲った時』『復興の道なかばで』(いずれも、みすず書房)、『治療文化論』(岩波書店)、『こんなとき私はどうしてきたか』(医学書院)など多数。
中井 久夫 著
精神が解体の危機に瀕した時、それを食い止めるのが妄想である。解体か、分裂か。その時、精神はよりましな方として分裂を選ぶ。 <br /> 【解説: 江口重幸 】
ちくま学芸文庫 文庫判 416頁 刊行日 2012/02/08 ISBN 978-4-480-09364-6JANコード 9784480093646
定価:本体1,400 円+税
在庫
表題作の他「教育と精神衛生」などに加えて、豊かな視野と優れた洞察を物語る「サラリーマン労働」「病跡学と時代精神」などを収める。 <br /> 【解説: 滝川一廣 】
ちくま学芸文庫 文庫判 368頁 刊行日 2011/09/07 ISBN 978-4-480-09363-9JANコード 9784480093639
社会変動がもたらす病いと、家族の移り変わりを中心に、老人問題を臨床の視点から読み解き、精神科医としての弁明を試みた珠玉の一九篇。 <br /> 【解説: 春日武彦 】
ちくま学芸文庫 文庫判 352頁 刊行日 2011/06/08 ISBN 978-4-480-09362-2JANコード 9784480093622
定価:本体1,300 円+税
在庫 問合せ
アルコール症、妄想症、境界例など「身近な」病を腑分けし、社会の中の病者と治療者との微妙な関わりを豊かな比喩を交えて描き出す。 <br /> 【解説: 岩井圭司 】
ちくま学芸文庫 文庫判 352頁 刊行日 2011/03/09 ISBN 978-4-480-09361-5JANコード 9784480093615
在庫 ○
表題作のほか「風景構成法」「阪神大震災後四か月」「現代ギリシャ詩人の肖像」など、著者の豊かで多様な世界を示す、エッセイ集。 <br /> 【解説: 藤川洋子 】
ちくま学芸文庫 文庫判 416頁 刊行日 2010/03/10 ISBN 978-4-480-09266-3JANコード 9784480092663
高名な精神科医であると同時に優れたエッセイストとしても知られる著者が、研究とその周辺について記した十七編をまとめる。 <br /> 【解説: 斎藤環 】
ちくま学芸文庫 文庫判 336頁 刊行日 2009/04/08 ISBN 978-4-480-09204-5JANコード 9784480092045
定価:本体1,200 円+税
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