筑摩叢書319 果てしなき饗宴 フロベ−ルと「ボヴァリー夫人
現代ラテンアメリカ文学の最前線に立つ若き巨匠が、その鍾愛の書『ボヴァリー夫人』をめぐってダイナミックに、スリリングに展開する、とびきり面白い文学論。
- シリーズ:シリーズ・全集
- 1,890円(税込)
- Cコード:0098
- 整理番号:
- 刊行日:
1988/03/24
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:320
- ISBN:4-480-01319-9
- JANコード:9784480013194
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1959年の夏、パリに到着したばかりのペルーの一留学生が買い求めた一冊の小説。それこそは、作家としての彼の人生を決定づけた「愛の物語」だった。現代ラテンアメリカ文学の最前線に立つ若き巨匠、マリオ・バルガス=リョサが、鍾愛の書『ボヴァリー夫人』をめぐってダイナミックに展開する、とびきり面白い文学論。
第1部 報われることなき情熱
第2部 ペンの人間(付加された要素
結合と置換
『ボヴァリー夫人』における四つの時間
語り手の変貌)
第3部 最初の現代小説(アンチ・ヒーローの誕生
小説は形式である
内的独白
客観性の技法―行動主義の小説
ベルトルト・ブレヒトとフロベール、あるいはひとつのパラドックス
人生への否定的参加としての文学)
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