反=日本語論
言葉の限界と領域へ!
国際結婚の夫婦とその令息。三人が出合う言語的葛藤から独自の論理を展開した、従来の「日本語論」への根源的異議申し立て。
【解説: シャンタル蓮實 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 693円(税込)
- Cコード:0181
- 整理番号:は-2-2
- 刊行日:
1986/03/25
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:320
- ISBN:4-480-02043-8
- JANコード:9784480020437
- 在庫 ×
フランス文学者の著者、フランス語を母国語とする夫人、そして日仏両語で育つ令息。三人が出合う言語的摩擦と葛藤に、新しい言語学理論を援用しつつ、独自の鋭角的な論理を展開する。この従来の「日本語論」に対する根源的な異議申し立ては、読売文学賞を受賞し、多大な評価を得た。
序章 パスカルにさからって
1 滑稽さの彼岸に(歓待の掟
人の名前について
海と国境
声と墓標の群)
2 「あなた」を読む(S/Zの悲劇
シルバーシートの青い鳥
倫敦塔訪問
明晰性の神話)
3 文字と革命(萌野と空蝉
海王星の不条理
皇太后の睾丸
仕掛けのない手品)
終章 わが生涯の輝ける日
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