夏目漱石全集 3

夏目 漱石

「智に働けば角が立つ……」と始まる、清浄な非人情の世界を描いた「草枕」のほか、「二百十日」「野分」を収める。漱石初期の代表的中篇3篇。
【解説: 吉田精一 】

夏目漱石全集 3
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 840円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:な-1-7
  • 刊行日: 1987/12/01
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:4-480-02163-9
  • JANコード:9784480021632
夏目 漱石
夏目 漱石

ナツメ ソウセキ

1867年(慶応3年)、江戸・牛込馬場下横町(現・新宿区喜久井町)に生まれる。本名金之助。1893年(明治26年)、東京帝国大学英文科卒業。1900年(明治33年)、文部省留学生としてイギリスに留学(1903年1月、帰国)。1905年(明治38年)、「吾輩は猫である」第1回(『ホトトギス』誌上に10回連載)を発表。その後『坊っちゃん』『三四郎』他数々の名作を発表し、国民的大作家となる。1916年(大正5年)12月9日、胃潰瘍で死亡。

この本の内容

「智に働けば角が立つ」から「しばらくでも塵界を離れた心持になれる」詩的天地に遊ぼうと、旅に出た青年画家は才気あふれる女性・那美さんと出会う…。清浄な“非人情の世界”を描いた『草枕』、欲と金の社会を批判しつつ理想主義に苦悩する青年を描いて、のちの大作品群を予感させる『二百十日』と『野分』―漱石初期の代表的中篇を収める。若い読者の理解を助けるため読みやすい活字で詳細な語注を付した。

この本の目次

草枕
二百十日
野分

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