夏目漱石全集 6

夏目 漱石

市井の幸福のかげにひそむ精神の地獄を描き切った「門」。漱石の後期の転機となる問題作「彼岸過迄」の2篇を収録する。
【解説: 吉田精一 】

夏目漱石全集 6
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 945円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:な-1-10
  • 刊行日: 1988/03/29
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:592
  • ISBN:4-480-02166-3
  • JANコード:9784480021663
夏目 漱石
夏目 漱石

ナツメ ソウセキ

1867年(慶応3年)、江戸・牛込馬場下横町(現・新宿区喜久井町)に生まれる。本名金之助。1893年(明治26年)、東京帝国大学英文科卒業。1900年(明治33年)、文部省留学生としてイギリスに留学(1903年1月、帰国)。1905年(明治38年)、「吾輩は猫である」第1回(『ホトトギス』誌上に10回連載)を発表。その後『坊っちゃん』『三四郎』他数々の名作を発表し、国民的大作家となる。1916年(大正5年)12月9日、胃潰瘍で死亡。

この本の内容

親友を裏切って結ばれた野中宗助・御米夫妻は、いま崖下の借家でひっそりとくらしている。幸福にひたりながらも罪の意識に苦しむ宗助は、ついに禅院の門をたたく…。市井の幸福のかげにひそむ精神の地獄を鋭い心理描写とともに描き切った『門』。許婚者千代子との愛情問題を軸に孤独な知識人須永の苦悩を描きつつ、作者のそれを映し出す『彼岸過迄』。それぞれ漱石の後期の転機となる問題作。

この本の目次


彼岸過迄

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