夏目漱石全集 8
透明な文体で人間のエゴの問題を追求する、後期三部作の終曲をなす名篇「こころ」と、漱石唯一の自伝的長篇「道草」を収録。
【解説: 吉田精一 】
親友を死に追いやった罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ「先生」の心の暗部をたどりつつ、透明な文体で、人間のエゴの問題を徹底して追求する『こころ』。互いに理解しえないまま結婚生活を送る健三・お住夫婦を中心に、因習的な「家」制度との矛盾・葛藤を描いて漱石唯一の自伝的小説といわれる『道草』。後期三部作の終曲をなす名篇と、完成された最後の長篇を同時収録。若い読者の理解を助けるため読みやすい活字で詳細な語注を付した。
こころ
道草
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