広島第二県女二年西組 ─原爆で死んだ級友たち

関 千枝子

8月6日、級友たちは勤労動員先で被爆した。突然に逝った39名それぞれの足跡をたどり、彼女らの生を鮮やかに切り取った鎮魂の書。
【解説: 山中恒 】

広島第二県女二年西組 ─原爆で死んだ級友たち
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 840円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:せ-4-1
  • 刊行日: 1988/06/28
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-02241-7
  • JANコード:9784480022417

著者からのメッセージ

ヒロシマの惨禍を風化させてはならない[全文を読む]

この本の内容

勤労動員にかり出された級友たちは全滅した。当日、下痢のため欠席して死をまぬがれた著者が、40年の後、一人一人の遺族や関係者を訪ねあるき、クラス全員の姿を確かめていった貴重な記録。

この本の目次

序章 8時15分―広島市雑魚場町
第1章 炎の中で
第2章 学校に帰った級友たち
第3章 “南へ”―業火に追われて
第4章 島へ
終章 8月15日
意外の章(1)耐えて生きる
意外の章(2)原爆と靖国
“スキャンダル”のあと―『広島第二県女二年西組』余聞

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