近松浄瑠璃私考
曽根崎心中、心中天の網島……。ドラマ作家・小説家がいつでも魅力の近松世話物の世界にあざやかな切り口で迫った力作エッセイ。
- シリーズ:ちくま文庫
- 398円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:と-4-1
- 刊行日:
1988/10/25
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:208
- ISBN:4-480-02266-X
- JANコード:9784480022660
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詩人から小説家に「溝跨ぎ」した著者が、人形浄瑠璃の作者から楽舞伎へそしてまた人形浄瑠璃へと2重の「溝跨ぎ」をした近松の世界をあざやかな手口で考察する。「曾根崎心中」「心中天の綱島」「女殺油地獄」などにふれながら、生きた日本語でドラマを表現することの意味を問い直す力作エッセイ。
ウタとカタリ―曾根崎心中
闇からもれる言葉―冥途の飛脚
事実への想像力―鑓の権三重帷子
みちゆき勝手解釈―心中天の網島
劇としての浄瑠璃―女殺油地獄
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