天皇百話 下の巻

鶴見 俊輔 編集 , 中川 六平 編集

上巻では、天皇の誕生から昭和二十年八月十五日まで、下巻では戦後の歩みをまとめる。皇族側近から庶民まで、幅広く話を集めた。
【解説: 中川六平 】

天皇百話 下の巻
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,470円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:つ-2-2
  • 刊行日: 1989/04/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:832
  • ISBN:4-480-02289-9
  • JANコード:9784480022899
鶴見 俊輔
鶴見 俊輔

ツルミ シュンスケ

1922年、東京生まれ。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。交換船で帰国後、海軍嘱託としてジャカルタ在勤武官府勤務。46年、丸山眞男らと『思想の科学』を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。京大助教授、東工大助教授、同志社大教授を経て70年より著述業。著書に『いま家族とは』、『本音を聴く力』(福島美枝子と共著)、『家の神』(写真:安達浩)など。他に『鶴見俊輔集』全12巻・続篇5巻がある。

この本の内容

現人神から人間へ。敗戦のなか、劇的な転回を遂げる天皇裕仁。米ソが睨み合う中で世界は急変し、日本の経済は驚異的な発展をする。戦後の国際社会のなか、天皇はどのような道を歩んだのか。本巻では1945年(昭和20)の敗戦から高度経済成長時代をへて、その死までを追う―天皇との会見(ダグラス・マッカーサー)、天皇に責任なし、敗戦の責・我にあり(東条英機)、人間宣言の秘録(藤樫準二)、巡幸中の陛下(大金益次郎)、あらかん天皇紀(竹中労)、空虚の中心(ロラン・バルト)、苦しかったのは戦友を失ったことです(小野田寛郎)、封印された天皇の「お詫び」(橋本明)などを収録する。

この本の目次

『8月15日の子供たち』より(あの日を記録する会編)
首相になる前の私の心境(東久迩稔彦)
帝国ホテルの暁夢(重光葵)
昭和二十年九月九日の陛下の手紙(橋本明)
天皇、マッカーサー元帥を訪問(『石渡荘太郎伝』)
天皇と会見した米記者(週刊新潮編集部編)
米人記者への天皇の回答(幣原喜重郎)
天皇・マ元帥会談への苦慮(藤田尚徳)
天皇との会見(ダグラス・マッカーサー)
天皇を撮ったカメラマン(ジェターノ・フェーレイス)〔ほか〕

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