ベストセラーの構造
活字離れが叫ばれる一方で数百万単位のベストセラーが生まれる現在、読者はいったい何を求めているのか? 時代と社会を鮮やかに斬る傑作評論。
- シリーズ:ちくま文庫
- 561円(税込)
- Cコード:0136
- 整理番号:な-11-3
- 刊行日:
1992/12/03
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ISBN:4-480-02687-8
- JANコード:9784480026873
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「活字離れ」「文学の危機」が叫ばれる一方で、数百万単位のベストセラーが生まれる現在、読者はいったい何を求めているのか?「知的であること」より「知的に見える」ことを優先させ、“プロの技”よりも“アマチュアの親しみやすさ”を求める人々…。時代と社会の申し子たるベストセラーを手がかりに、その裏にある個人と社会との関係の変容を鮮やかに描き出す。
序章 現代は活字離れの時代か
第1章 知的中流階級の形成
第2章 知識人の系譜
第3章 新しい知識階層の肖像
第4章 読者の時代
第5章 下部構造の成立
第6章 差別されたベストセラー
第7章 スキャンダルの構図
第8章 幻影のスキャンダル
第9章 儀式としてのスキャンダル
第10章 幻想のフィードバック機構
第11章 マスメディアの迷い
終章 転換期のなかで
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