萬サと長良川
本州で唯一ダムのない大河、長良川。漁師・萬サを通して見た釣の奥義、河の自然な姿。河口堰問題を考えるためにも必読の本。
- シリーズ:ちくま文庫
- 591円(税込)
- Cコード:0136
- 整理番号:あ-22-1
- 刊行日:
1994/03/24
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:208
- ISBN:4-480-02850-1
- JANコード:9784480028501
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長良川は、本流にダムを持たぬ本州唯一の大河である。この川のほとり岐阜県郡上八幡で70年もアマゴを釣り、暮しを立てていた男がいた。古田万吉―、通称万サ。彼の人生そのものである魚影濃き清流は、いま河口堰の建設によって大きな危機をむかえている。長良川に生きた一人の漁師の人生をたどりつつ、自然とは何か、何が生命にとって大切か、をあらためて問う。
序章 古田万吉、人呼んで万サ
第1章 川に育つ
第2章 職漁師となる
第3章 山本素石とサツキマス
第4章 永い夏
終章 「最後の川」に生きた男
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