ひとが生まれる

鶴見 俊輔

ひとが<<自分:、、>>というものを意識し始めるのはどんな時だろう? 田中正造ら五人の生涯を描くことで、私たちの生きる社会を考える。

ひとが生まれる
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 693円(税込)
  • Cコード:0123
  • 整理番号:つ-2-3
  • 刊行日: 1994/03/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-02853-6
  • JANコード:9784480028532
鶴見 俊輔
鶴見 俊輔

ツルミ シュンスケ

1922年、東京生まれ。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。交換船で帰国後、海軍嘱託としてジャカルタ在勤武官府勤務。46年、丸山眞男らと『思想の科学』を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。京大助教授、東工大助教授、同志社大教授を経て70年より著述業。著書に『いま家族とは』、『本音を聴く力』(福島美枝子と共著)、『家の神』(写真:安達浩)など。他に『鶴見俊輔集』全12巻・続篇5巻がある。

この本の内容

ひとが自分というものを意識しはじめるのはどんな時だろう?誰かとけんかした時、集団の中でひとりのけものにされた時、私たちは自分の前に立ちふさがる他人や集団とともに、自分を強く意識せざるをえない。本書は、自分の誕生の記録が残っている、田中正造、金子ふみ子ら5人の波乱に満たち生涯を描く。この5つの肖像をたどることによって、現代日本の姿が立ち現われ、私たちの生きる社会を考える手がかりとなる。

この本の目次

中浜万次郎―行動力にみちた海の男
田中正造―農民の初心をつらぬいた抵抗
横田英子―明治の代表的日本女性
金子ふみ子―無籍者として生きる
林尹夫―死を見つめる

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