女たちの遠い夏
『あの娘を死に追いやったのは私なのだろうか。』子殺しの幻影、裏切り……追憶は英国の片田舎から戦後の混乱した長崎へと遡る。
- シリーズ:ちくま文庫
- 714円(税込)
- Cコード:0197
- 整理番号:い-31-1
- 刊行日:
1994/06/23
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ISBN:4-480-02873-0
- JANコード:9784480028730
- 在庫 ×
イギリスに住み、娘の自殺という事態に遭遇した悦子は、自分が生きてきた道を回想する。裏切りの記憶、子殺しの幻影、淡く光った山並みの残像―戦後の長崎を舞台に、戦争と戦後の混乱に傷ついた人々の苦しみを、端正流麗な文体で描きあげる。謎めいた構成の背後から、戦後日本の一つの透し図が現われ出る…。長崎生まれ英国育ちでブッカー賞受賞の日本人によるイギリス文壇へのデビュー作。
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可