反芸術アンパン

赤瀬川 原平

芸術とは何か? 作品とは? 若き芸術家たちのエネルギーが爆発した六〇年代の読売アンデパンダン展の様子を生々しく描く。
【解説: 藤森照信 】

反芸術アンパン
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 591円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:あ-10-7
  • 刊行日: 1994/10/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-02914-1
  • JANコード:9784480029140
赤瀬川 原平
赤瀬川 原平

アカセガワ ゲンペイ

1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。著書に『老人力』『赤瀬川原平の日本美術観察隊』『名画読本 日本画編』『日本にある世界の名画入門 美術館がもっと楽しくなる』など。

この本の内容

年に1回、上野の美術館で開催されていた読売アンデパンダン展。それは、出品料さえ払えば誰でも出品できる無審査の展覧会で、1960年代には絵の具とガラクタと青年たちの肉体と頭脳とが灼熱した坩堝だった。当時、出品作家でもあった著者が、目撃者として、作品や読売アンデパンダンで培養されつつあった不確定性の芸術〈ハプニング〉について描く。

この本の目次

序章 熱と熱の物々交換
第1章 「民主化」という文字の輝き
第2章 絵画の直接性を求めて
第3章 仕掛人と目撃者
第4章 無償のスペクタクル
第5章 坩堝が割れる
終章 美術館のカケラ

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