日記の虚実
野上彌生子、竹久夢二、古川ロッパ……。彼らの日記に隠された秘密とは? 綿密な考証と分析による刺激に満ちた日記論。
- シリーズ:ちくま文庫
- 693円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:き-16-3
- 刊行日:
1995/01/24
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:320
- ISBN:4-480-02946-X
- JANコード:9784480029461
- 在庫 ×
人はなぜ日記をつけるのか、日本人の日記に天候の記載が多いのはなぜか。六十二年間という世界最長の日記を遺した野上弥生子、女性遍歴をあたかもスケッチのように綴った竹久夢二をはじめ、永井荷風、古川ロッパなどの日記を中心に、読みどころと隠された秘密を探る。
手探りの活字日録―『葛原勾当日記』
飾られた真実―『樋口一葉日記』
こころの屑籠―『蘆花日記』
略して記さず―荷風『断腸亭日乗』
情念の坩堝―『劉生日記』
愛の餓鬼―『夢二日記』
無謬の人―『野上弥生子日記』
今日を生きる―『伊藤整 太平洋戦争日記』他
千両役者の苦い喜劇―『古川ロッパ昭和日記』
日記の研究
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