幸福な無名時代
一九五八年、革命のベネズエラ。特派員・マルケスはニュースを送り続ける。ジャーナリストから作家へと変貌するマルケスがここにいる。
- シリーズ:ちくま文庫
- 735円(税込)
- Cコード:0197
- 整理番号:か-5-2
- 刊行日:
1995/03/23
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:224
- ISBN:4-480-03023-9
- JANコード:9784480030238
- 在庫 切れ中
本書は、1958年、雑誌記者としてベネズエラに入国したマルケスが遭遇したペレス・ヒメネス独裁政権の崩壊と当時の民衆の生活に取材したルポルタージュである。この時期は、ジャーナリストとして頂点を迎えたマルケスがしだいに小説家ガルシア=マルケスに移行していく、いわば転換期にあたっており、のちの小説の核となった出来事も多く含まれている。
市民が通りを埋めた日
戦う聖職者
命の猶予は十二時間
杭につながれて四年
潜伏からの帰還
さよならベネズエラ
七つの死―真相を追って
1958年6月6日、干上がったカラカス
ベネズエラは犠牲を払うに値する
ベネズエラを揺さぶった七十二時間
続七十二時間・憶測の彼方で議長は一服
貧困のなかの楽園
セネガルの譲渡
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