ボードレール全詩集 2
パリの風物や年老いた香具師、寡婦をうたった表題の小散文詩の他、ハシーシュを論じた「人工天国」、唯一の小説「ラ・ファンファルロ」を併収。
文学の極限の扉をおし開く苛烈なポエジーの試み―未完の逆説としての散文詩集「パリの憂鬱」をはじめ、ハシッシュ・阿片・葡萄酒の効果を考究し、対する態度を省察する『人工天国』、さらに唯一の小説『ラ・ファンファルロ』など、「詩」の純乎たる光にひたされたテクストを収める。
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