一少年の観た〈聖戦〉
下町での生活、日米開戦、集団疎開、そして敗戦。戦争下で観た映画の数々。一人の子供の成長のドキュメントともうひとつの映画史。
【解説: 泉麻人 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 651円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:こ-4-17
- 刊行日:
1998/07/23
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:256
- ISBN:4-480-03403-X
- JANコード:9784480034038
- 在庫 ×
太平洋戦争は子供にとっても「聖戦」だった。アメリカ映画が観られなくなった日米開戦、自分とジャングルが地続きになった!と喜んだシンガポール占領、映画が観られずイライラした集団疎開…。一人の少年が戦争下の日々をどのように過ごし、成長したか、という私的かつユーモラスなドキュメント。
「皇紀二千六百年」十一月のモダニズム―1940年
開戦まで―1941年
毎日が「お祭り」―1942年
「米英的」なるものを求めて
開戦一周年の「特撮映画」
ガダルカナル島撤退前後―1943年
若い天才監督の登場
活劇の法則
「熱風」と「大東亜会議」前後
「無法松の一生」の皮肉な運命〔ほか〕
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