三文役者のニッポンひとり旅
北は函館松風町から、南は沖縄波の上まで、遊郭跡を彷徨する好色ひとり旅。天衣無縫な文章で、「紅燈の巷」があぶりだされる。
- シリーズ:ちくま文庫
- 672円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:と-10-4
- 刊行日:
2000/02/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:288
- ISBN:4-480-03551-6
- JANコード:9784480035516
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“三文役者”を自称しながら、幅広い俳優人生を続けた著者が、北は函館松風町から、南は沖縄波の上まで、「紅灯の巷」を彷徨する「好色旅行」。アチラ、コチラに残されている旧遊廓をたずね、不マジメな目で見て歩き、「オソソ」、「オマンタン」のたぐいが頻発する色噺。虚実とりまぜたダラダラ文により、失われた時が甦り、町の風景や人情があぶりだされる。
吉原の和風タッチ
松戸の裏町酒場
中村遊郭の年増たちよ
寒い高知の玉水遊郭
八戸まで行ったけどさ
宇部のストリッパー
京都のパラダイス
土浦のビッグ・ポイント
大聖寺の紅がら格子
浦安ではダメよ〔ほか〕
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