哲学者とは何か

中島 義道

この国に哲学研究者はゴマンといるが、「哲学者」はほとんどいない。「哲学する」ということを根源から問い直した評論集。
【解説: 松原隆一郎 】

哲学者とは何か
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 819円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:な-27-1
  • 刊行日: 2000/04/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:4-480-03558-3
  • JANコード:9784480035585
中島 義道
中島 義道

ナカジマ ヨシミチ

1946年福岡県生まれ。77年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。83年、ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士)。現在は電気通信大学教授。主な著書に『哲学の道場』(ちくま新書)、『哲学者とは何か』『たまたま地上にぼくは生まれた』(いずれも、ちくま文庫)、『時間論』『カントの法論』(いずれも、ちくま学芸文庫)、『悪について』(岩波新書)、『孤独について』(文春新書)、『ウィーン愛憎』(中公新書)、『哲学の教科書』(講談社学術文庫)などがある。

この本の内容

哲学研究書と哲学入門書があふれかえる日本に本当の哲学者はいるのだろうか。「日本で哲学するとはどういうことか」「ニーチェは「彼ら」の哲学者」「“こころ”とは何か」「カントの女性観」「哲学者の死」等々最も根源的な問いを発し続ける著者の評論集。巻末に大森荘蔵氏との対談二篇を収録。

この本の目次

1 日本で哲学するとはどういうことか(拝啓哲学さま
哲学者のいない哲学ブーム
無用塾 ほか)
2 常識からの解放(自分自身になること
哲学に「志」はいらない
差別感情と「好き・嫌い」 ほか)
3 イマヌエル・カントという名の男(カントの女性観
孤独な哲学者・カント
モラリストの笑い ほか)
4 哲学者の死(哲学者の死
軽蔑し、軽蔑される
大森哲学の遺産 ほか)

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