温泉旅行記

嵐山 光三郎

自称・温泉王が厳選した名湯・秘湯の数々。旅行ガイドブックとは違った嵐山流遊湯三昧紀行。気の持ちようで十分楽しめるのだ。
【解説: 安西水丸 】

温泉旅行記
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 798円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:あ-26-2
  • 刊行日: 2000/12/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:4-480-03589-3
  • JANコード:9784480035899
嵐山 光三郎
嵐山 光三郎

アラシヤマ コウザブロウ

1942年東京生まれ。作家。雑誌編集者を経て独立、執筆活動に専念する。88年、『素人X丁記』により講談社エッセイ賞受賞。2000年『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。著書に『文人悪食』『追悼の達人』(新潮文庫)『温泉旅行記』『寿司問答 江戸前の真髄』(ちくま文庫)『芭蕉紀行』(新潮文庫)『日本百名町』(光文社知恵の森文庫)ほか。『悪党芭蕉』(新潮社)により泉鏡花文学賞、読売文学賞を受賞。近著『新廃線紀行』(光文社)。旅が好きで、一年の半分は国内外を旅行中。

この本の内容

自称・温泉王が太鼓判を押した名湯の数々。団体が押し寄せず、勘ちがいした懐石料理も出ず、源泉に近く、24時間入浴可能、ひっそり、のんびり湯にひたる…。人情味あふれる宿の人々との交流も楽しみの一つ。浴衣姿、手拭い片手に、下駄をカラコロ、近くを散歩するも良し。読めば温泉気分まちがいなし。ついガマンできず発作的に温泉へ行きたくなる。

この本の目次

牧水『みなかみ紀行』でいろいろと考えた―川原湯(群馬)・沢渡(群馬)・草津(群馬)・小瀬(長野)
春眠の鯨は海に沈みおり―白浜(和歌山)・勝浦(和歌山)・太地(和歌山)・川湯(和歌山)
なぜブンジンは温泉にはまったか―奥湯河原(神奈川)・箱根塔之沢(神奈川)
湯の沢にざぶりざぶりと蛇いちご―玉川(秋田)・後生掛(秋田)・鶴の湯(秋田)
瞳忌や荒れるパドック上山―上山(山形)・碁点(山形)
台風に追われて北海道温泉旅―登別(北海道)・ニセコ薬師(北海道)・二股ラジウム(北海道)・八雲(北海道)
夏の温泉は川沿いに限るぞ―宝泉寺(大分)・壁湯(大分)・川底(大分)
こおろぎも湯上りで鳴く松江城―城崎(兵庫)・関金(鳥取)・松江(島根)
長いあとがき―岩下(山梨)・道後(愛媛)・古里(鹿児島)・指宿(鹿児島)

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