頬っぺた落とし う、うまい!

嵐山 光三郎

うまい料理には事情がある。不法侵入者のカレー、別れた妻の湯豆腐など20の料理にまつわる、ジワリと唾液あふれじんと胸に迫る物語。
【解説: 南伸坊 】

頬っぺた落とし う、うまい!
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 861円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:あ-26-3
  • 刊行日: 2001/11/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-03679-2
  • JANコード:9784480036797
嵐山 光三郎
嵐山 光三郎

アラシヤマ コウザブロウ

1942年東京生まれ。作家。雑誌編集者を経て独立、執筆活動に専念する。88年、『素人X丁記』により講談社エッセイ賞受賞。2000年『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。著書に『文人悪食』『追悼の達人』(新潮文庫)『温泉旅行記』『寿司問答 江戸前の真髄』(ちくま文庫)『芭蕉紀行』(新潮文庫)『日本百名町』(光文社知恵の森文庫)ほか。『悪党芭蕉』(新潮社)により泉鏡花文学賞、読売文学賞を受賞。近著『新廃線紀行』(光文社)。旅が好きで、一年の半分は国内外を旅行中。

この本の内容

うまい料理にはワケがある。そこには物語があり、人情話がある。東京文物大学助教授にして並外れた美食家・神崎圭一氏が「う、うまい!」と思わずうなったメニューの数々。不法侵入者のカレー、まぼろしの鯛茶漬け、別れた妻の湯豆腐、蜃気楼とはまぐり汁、源さんのラーメン、妹ノリ子の茄子の一夜漬け…ジワリ唾液あふれ、じんと胸にせまる、20の連作料理譚。

この本の目次

食魔紳士のカレー
鯛茶漬けはこう食え
涙の茶漬け
湯豆腐がしみる夜
はまぐり汁
すき焼の夕暮れ
筍御飯
意地っぱりの寿司の味
泣き虫茄子
塩むすび
天ぷらが喉をくすぐる
キノコ王、森の宴会
全国庖丁人大会
蟹の散歩道
焼酎ホルモン
ラーメン屋の源さん
蕎麦仲間
鰻飯はいろっぽい
恋のたこ焼き屋
水羊羹のデザート

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