プルースト評論選 1

マルセル・プルースト 著 , 保苅 瑞穂 編集

二十世紀最高の小説家プルーストは卓抜な批評家でもあった。文学への信念が読む者を打つ『サント=ブーヴに反論する』を軸とする白眉の文学論集。

プルースト評論選 1
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,470円(税込)
  • Cコード:0198
  • 整理番号:ふ-13-11
  • 刊行日: 2002/10/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:528
  • ISBN:4-480-03751-9
  • JANコード:9784480037510

この本の内容

20世紀文学の最高峰『失われた時を求めて』全7篇の小説家プルーストはまた、たぐい稀な批評家でもあった。ヨーロッパの長い文学的遺産の上に立って同時代に透徹した眼をむけ、対象に潜む美と真実を的確に捉えた卓抜な評論を全2冊に収める。1は独創的なネルヴァル、ボードレール、バルザック論を含んだ、“小説”の創作につながる『サント=ブーヴに反論する』を軸とする文学論を集成。

この本の目次

サント・ブーヴに反論する(序文草案
サント=ブーヴの方法 ほか)
文体とその周辺(フローベールの「文体」について
ボードレールについて ほか)
作家論断章(ジュール・ルナール
アンリ・ド・レニエ ほか)
自作を語る(プルーストによる『スワン』解説
一九一五年末ごろのプルーストによる小説続篇の解明 ほか)
書評・断章(ド・ノアーユ伯爵夫人著『眩惑』
詩的創造 ほか)

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