カラダで感じる源氏物語

大塚 ひかり

エロ本として今なお十分使える『源氏物語』。リアリティを感じる理由、エロス表現の魅力をあまさず暴き出す気鋭の古典エッセイ。
【解説: 小谷野敦 】

カラダで感じる源氏物語
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 777円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:お-39-1
  • 刊行日: 2002/10/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-03778-0
  • JANコード:9784480037787
大塚 ひかり
大塚 ひかり

オオツカ ヒカリ

エッセイスト。1961年、神奈川県生まれ、早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。出版社勤務を経て、1988年、失恋体験を綴った『いつの日か別の日か──みつばちの孤独』(主婦の友社)以後、『源氏の男はみんなサイテー』『カラダで感じる源氏物語』『ブス論』(ちくま文庫)『『源氏物語』の身体測定』(三交社)『快楽でよみとく古典文学』(小学館101新書)など古典エッセイのほか、個人全訳『源氏物語』(全6巻 ちくま文庫)がある。(著者写真 (c)森幸一)

この本の内容

『源氏物語』はエロ本である。どんなにエロティックか、そしていかに現代的であるかをあますところなく暴きだす、気鋭の古典エッセイストの『源氏物語』論。「病気好き」「ブス好き」「コンプレックス」だらけの男たち、「ストレス過多」で、「拒食症」で、その中で自己を見出していく女たち。当時の時代背景、経済事情まで解説し、さらにオナニーにも使えると喝破する。

この本の目次

第1章 感じるエロス(病気する体
感じるエロス ほか)
第2章 源氏物語のリアリティ(ブスでもない美女でもない女の魅力
等身大の男達 ほか)
第3章 五感で感じる源氏物語(感じる視覚
感じる触覚 ほか)
第4章 失われた体を求めて―平成の平安化(感じる経済
感じる不幸 ほか)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可