ウルトラマンの東京

実相寺 昭雄

高度成長のさなかに誕生したウルトラマンと怪獣たち。作品のロケ地をたどりながら、失われた昭和の東京の風景をさがし歩く。
【解説: 泉麻人 】

ウルトラマンの東京
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 819円(税込)
  • Cコード:0174
  • 整理番号:し-5-3
  • 刊行日: 2003/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-03804-3
  • JANコード:9784480038043
実相寺 昭雄
実相寺 昭雄

ジッソウジ アキオ

昭和12年東京生まれ。中国青島で育つ。青島での幼少期に金森馨(のちに舞台美術家)と出会い、大きな影響を受ける。早稲田大学卒業後、TBS入社。テレビ演出部を経て、映画部に転属、円谷プロへ出向。「ウルトラマン」などの特撮作品を監督。その後、フリーとなる。映画、舞台、CM、文筆など幅広い分野で活動した。東京芸術大学名誉教授もつとめた。平成18年11月没。

著者に関する情報

追悼・実相寺昭雄[全文を読む]

この本の内容

東京名物であった怪獣にウルトラマン。毎週日曜夜7時になると出現、ビルを破壊していた昭和40年代。その中でも、亡霊怪獣シーボーズ、落書きから生まれたガヴァドン、哀しい運命のジャミラなど、記憶に鮮やかな傑作の数々を作りだした実相寺昭雄が、当時のロケ現場を再訪しながら、かつて怪獣たちが暴れまわった風景をさがし求めるウルトラマンの東京散歩。元本を改訂した決定版。

この本の目次

第1章 生まれ故郷は円谷プロ―旅のはじまり
第2章 ルーツはちっぽけなステージ―科特隊本部へ
第3章 撮るなら夕暮れ―多摩川に出没宇宙人
第4章 来訪したのは地底人―都心赤坂壊滅
第5章 満を持して新宿副都心へ―ジャミラは怒った
第6章 のんびりした地方ロケ―旅烏願望
第7章 撮ったはずの夢の島?―空から落ちた粗大ゴミ
第8章 浦島太郎の玉手箱―星の伝説
第9章 聴くも涙の子守唄―怪奇大作戦の夜ひらく
第10章 よく来たもんだ宇宙人―ちゃぶ台の前にメトロン星人
第11章 ウルトラマンは世田谷に舞う―旅のおわり

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