少年事件
「人でも殺しに行くか」。そして通りがかりの主婦が殺された。家庭内から外に向かい始めた少年たちの暴力の深層には何があるのか。
【解説: 重松清 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 819円(税込)
- Cコード:0136
- 整理番号:に-6-2
- 刊行日:
2003/05/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:304
- ISBN:4-480-03831-0
- JANコード:9784480038319
- 在庫 ×
「人でも殺しに行くか」と、通りがかりの主婦をめった刺しにした少年。拳銃欲しさに警官をバタフライナイフで襲い、「お巡りさんは拳銃の付録のようだった」と言う少年。そして、家庭内暴力の果てに父親に“金属バット”で殴り殺されたあの少年。家庭内から「外へ」向き始めた少年の暴力の裏側には何があるのか。丁寧な取材によって少年の心に肉迫する。
第1章 果てない殺人願望―主婦襲撃事件(人でも殺しに行くか
なぜ死なないのか ほか)
第2章 失敗からの助走―警官襲撃事件・浮浪者襲撃事件(暗闇のサバイバルゲーム
もう一人の自分 ほか)
第3章 父に砕かれたいのち―金属バット殺人事件(分刻みの時間に支配され
「お父さん」と「テメエ」の間で ほか)
第4章 死にたいくらい悲しいのに―もう一つの家庭内暴力(お前たちの責任だ
漫画の世界に入りたい ほか)
第5章 家族の罠―少年事件への視角(育てることがおざなりに―家裁調査官・寺尾絢彦氏
階層社会に敏感な親たち―精神科医・斎藤学氏(家族機能研究所代表) ほか)
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