樋口一葉の手紙教室

森 まゆみ

花見の誘い、火事見舞い、媒酌依頼…掌編小説さながらの実用手紙文例集『通俗書簡文』を味わい深く読み解く。『かしこ一葉』改題。
【解説: 福原義春 】

樋口一葉の手紙教室
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 714円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:も-11-5
  • 刊行日: 2004/05/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-03938-4
  • JANコード:9784480039385
森 まゆみ
森 まゆみ

モリ マユミ

1954年東京都生まれ。84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』創刊。近代建築の保存や上野不忍池保全などにも関わり、NTT全国タウン誌大賞、サントリー地域文化賞を受賞。著書に『一葉の四季』『円朝ざんまい』『手に職。』『女三人のシベリア鉄道』『大阪不案内』『東京ひがし案内』『明るい原田病日記』など多数。本書で第12回JTB紀行文学大賞を受賞。

この本の内容

樋口一葉は『通俗書簡文』という手紙の書き方の実用書を書いた。病の床での執筆で、生前に刊行された唯一の本である。年始の文、歌留多会のあした遺失物をかえしやる文、猫の子をもらいにやる文、離縁を乞わんという人に、などなど掌編小説さながらのストーリーが展開する“手紙文例集”を森まゆみが味わい深く読み解く。手紙を楽しみたい人、必読の書。

この本の目次

新年の部
春の部
夏の部
秋の部
冬の部
雑の部
唯いささか

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