テス (上)
美貌の少女テス。家は貧しく奉公へ。そして宿命の男アレックとの出会い。運命の皮肉を容赦なく描き、20世紀文学の開幕を告げた問題作。新訳。
- シリーズ:ちくま文庫
- 1,365円(税込)
- Cコード:0197
- 整理番号:は-26-1
- 刊行日:
2004/06/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:480
- ISBN:4-480-03986-4
- JANコード:9784480039866
- 在庫 ×
19世紀末イギリス南西部、マーロット村に住む美貌の少女テス。父は酒好き。母もまた愚かしく、一家はどうしようもなく貧しい。長女のテスは健気にも一生懸命働くが、父が「一家は貴族の血を引く」と聞き込んだ時から、運命が狂い始める。金持ちの同族から援助を得ようと、使いにやられるテス。嫌がるテスを、同族だから物乞いではない、と説得する両親。こうしてテスはダーバヴィル家を訪ね、使用人として奉公することに。そして迎える“宿命の男”アレックとの出会い。運命の皮肉を容赦なく描き、“無慈悲な偶然”の存在を浮彫りにして、20世紀文学の開幕を告げた問題作。全面新訳。
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