考えるヒト

養老 孟司 著

脳とは何か。心とは、意識とは何か。目に見えない、触れることのできない脳の構造と働きを明解な論理で解剖し、脳が脳をどこまで理解できるか、徹底的に考える。

考えるヒト
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,260円(税込)
  • Cコード:0347
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1996/07/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:Ｂ６判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-04201-6
  • JANコード:9784480042019
養老 孟司
養老 孟司

ヨウロウ タケシ

1937年神奈川県鎌倉市生まれ。62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室へ入る。95年東京大学医学部教授を退官。現在、同名誉教授。著書に『ヒトの見方』『からだの見方』（サントリー学芸賞）『唯脳論』『カミとヒトの解剖学』『からだを読む』『無思想の発見』（以上、筑摩書房）、『身体の文学史』『バカの壁』（毎日出版文化賞）『死の壁』（以上、新潮社）、『いちばん大事なこと』（集英社）、『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』（日経BP社）、『まともな人』『ぼちぼち結論』（以上、中央公論新社）など多数がある。

この本の内容

脳とは何か。心とは、そして意識とはなにか。生命進化の結晶であるヒトの脳は、数千年の永きにわたって、さまざまなことを考えてきた。脳が脳のことを考える。脳が脳のことを知ろうとする。いったい答えはあるのだろうか。そうかんたんにはわからない。それでもヒトは考える。脳を知ることは自分自身を知ることだから。

この本の目次

第１章　脳は何をしているのか
第２章　脳と心の関係
第３章　脳と遺伝子
第４章　知覚と運動
第５章　脳の中の現実
第６章　意識と行動
第７章　意識とことば
第８章　意識の見方
終章　意識と無意識

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