朝鮮民族を読み解く

古田 博司

日本人がわかろうとしない彼らの論理とは? イデオロギーでは見えないものは何か? 近くて遠い隣人たちの考え方を率直な眼で描きだす、真の理解のための一冊。

朝鮮民族を読み解く
  • シリーズ:ちくま新書
  • 693円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:21
  • 刊行日: 1995/01/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-05621-1
  • JANコード:9784480056214
古田 博司
古田 博司

フルタ ヒロシ

1953年生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了(東洋史専攻)。ソウル大学大学院で韓国語教育法を学び、延世大学、漢陽大学などで日本語講師を務める。滞韓6年の後、帰国。下関市立大学を経て、現在は筑波大学教授。著書に『悲しみに笑う中国人』(ちくま文庫)、『朝鮮民族を読み解く』(ちくま学芸文庫)、『新しい神の国』(ちくま新書)、『東アジア「反日」トライアングル』(文春新書)、『東アジアの思想風景』(岩波書店、サントリー学芸賞)、『東アジア・イデオロギーを超えて』(新書館、読売・吉野作造賞)がある。

この本の内容

北朝鮮・韓国ともに“近代化”に向けてじつは共通の苦闘を演じている。宗族を中核にした自分たち「ウリ」とそこから排除された他人たち「ナム」の間の深淵は埋められるのか。かたくなな「儒」の世界と大らかな「野」の世界に接点はあるのか。「恨(ハン)」はいかにして解けるのか。朝鮮民族の根底にある思考行動様式を自らの体験に重ねあわせながら率直な眠で描きだす、真の理解のための一冊。

この本の目次

第1章 韓国人の人間関係
第2章 北朝鮮の古くて新たな挑戦
第3章 宗族か民族か「個人」か
第4章 ウリとナムの力学
第5章 理気の世界
第6章 「事大」と「小中華」

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可