バタイユ入門

酒井 健

西欧近代への徹底した批判者でありつづけた「死とエロチシズム」の思想家バタイユ。その豊かな情念に貫かれた思想を明快に解き明かす、若い読者のための入門書。

バタイユ入門
  • シリーズ:ちくま新書
  • 798円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:81
  • 刊行日: 1996/09/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-05681-5
  • JANコード:9784480056818
酒井 健
酒井 健

サカイ タケシ

1954年、東京生まれ。東京大学大学院修了。パリ大学でバタイユ論により博士号取得。現在、法政大学教授。著書に『ゴシックとは何か』(サントリー学芸賞)、『バタイユ』などがありバタイユの訳書も多い。

この本の内容

聖なるものへの覚醒とはなにか。エロチシズムとはなにか。熱き情念に突き動かされながら、人間の思考のあり方を問い、その限界の彼方を指し示した人バタイユ。ヘーゲルを頂点とする西欧文明における理性の体系に対し、彼は「非―知」「好運」を看板に掲げて果敢に戦いを挑みつづけた。現代のヨーロッパはいまだ彼が投げかけた問いのなかにあるといえるだろう。そこにバタイユの思想を問う意味があるのだ。「死とエロチシズム」の思想家といわれて久しい彼の活動の全貌を新たな視点から明快に解き明かす、若い読者のための入門書。

この本の目次

第1章 信仰と棄教(生涯と作品
ベル・エポックと父親 ほか)
第2章 聖なるものと政治(スペインからシュルレアリスムへ
『ドキュマン』時代の試み―低い唯物論 ほか)
第3章 極限へ(「力への意志」から「好運への意志」へ
「非―知の哲学」 ほか)
第4章 明晰性の時代(冷戦構造と核戦争―政治・経済の問題
文学の至高性 ほか)

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