ウィーン
皇帝ハプスブルク家の都、楽聖の都ウィーン。優美で華やかなイメージの反面、オペレッタ的熱狂さと猥雑さをもつ都市の歴史と神話はどのようにつくられたのか。
- シリーズ:ちくま新書
- 693円(税込)
- Cコード:0222
- 整理番号:102
- 刊行日:
1997/03/19
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:256
- ISBN:4-480-05702-1
- JANコード:9784480057020
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モーツァルトやヨハン・シュトラウスなど多くの楽聖たちが名曲を生んだ音楽の都ウィーン。神聖ローマ帝国皇帝ハプスブルク家の都ウィーン。ヨーロッパの古都は今もなお優雅で華やかな香気を放っている。だが、このような都市の神話はいったいどのようにつくられたのだろうか。ローマ人が築いた駐屯地にはじまり、都市計画による大改造にいたるまでの激動の都市形成の歴史をたどりつつ、「よそもの」を魅きつける魔力とオペレッタ的いかがわしさにみちた、ウィーン神話のもうひとつの顔に光をあてる都市の社会史。
1 ウィーンの成立(ローマの駐屯地ウィーン
ウィーンの暗黒時代 ほか)
2 バロック的なるウィーン(ウィーン存亡の危機
マリア・テレージアのウィーン ほか)
3 ウィーン神話(一九世紀の足音
ビーダーマイアーからバリケードへ ほか)
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