黒人のアメリカ
「アメリカの黒人」はどうやって誕生したのか? 著者は黒人のさまざまな「物語」に耳を傾け、「共生」の夢を探る。そして「多文化」のアメリカの可能性を問いなおす。
- シリーズ:ちくま新書
- 693円(税込)
- Cコード:0222
- 整理番号:137
- 刊行日:
1997/12/18
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ISBN:4-480-05737-4
- JANコード:9784480057372
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「アメリカの黒人」はどのようにして誕生したのか?奴隷解放ののち、苦難の道を経て、彼らはアメリカに留まりアメリカ社会の一員たることを選択する。著者はその誕生の時の立ちもどり、黒人たちのさまざまな「物語」のなかに彼らの「共生」の夢を探っていく。しかし真の共生はいまだに実現していない。黒人文化などさまざまな異文化が対等につくりだす「多文化」のアメリカは可能なのだろうか?著者は歴史の声に耳を傾けながら、そう問いかける。
序章 「アメリカの黒人」
第1章 一八五二年・アメリカ
第2章 黒人のディレンマ―ディレイニーの『ブレイク・またはアメリカの小屋』
第3章 リベリアは自由の地か―アメリカ植民協会
第4章 奴隷の語るものがたり―スレイヴ・ナラティヴの伝統
終章 船はどこへ―「プランター号」のロバート・スモールズ
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