ユダヤ人の思考法
伝統を失わずに自らを近代化し、現在と永遠とをつなぎとめるにはどうしたらよいのか。そうした私たち自身の問いに対する答を、近代ユダヤ人の精神史の中に探る。
- シリーズ:ちくま新書
- 693円(税込)
- Cコード:0236
- 整理番号:212
- 刊行日:
1999/08/19
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:240
- ISBN:4-480-05812-5
- JANコード:9784480058126
- 在庫 ×
ユダヤ人論が日本で盛んになる背景には、日本人とユダヤ人との間の奇妙な対照がある。たとえばゲットーの共同体世界から近代へ向かったユダヤ人たちの状況は、鎖国から西欧文明との遭遇を通じて開国を強いられた日本人と比べることができる。双方とも古い文化的伝統のもとにありながら、一面ではその歴史は、外来のものの消化と変容のプロセスでもあった。近代化の過程における、離散の民ユダヤ人と国土に結び付いた日本人との比較を通して、本格的なグローバリズムの時代を迎えた日本にとってのヒントを探る。
第1章 「考える心」とは何か
第2章 共通の記憶を求めて
第3章 近代の病
第4章 神話的論理の可能性
第5章 文明人の中の原始人
第6章 「社会」の発見と創造
第7章 悲劇からの再生
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可