メルロ=ポンティ入門

船木 亨

フッサールとハイデガーの思想を引き継ぎながら〈身体〉を発見し、言語、歴史、芸術へとその〈意味〉の構造を掘り下げていったメルロ=ポンティの思想の核心に迫る。

メルロ=ポンティ入門
  • シリーズ:ちくま新書
  • 798円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:238
  • 刊行日: 2000/03/21
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-05838-9
  • JANコード:9784480058386
船木 亨
船木 亨

フナキ トオル

1952年東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。同大学院博士課程修了。博士(東京大学)。熊本大学文学部教授を経て、現在、専修大学文学部教授。おもに現代フランス哲学に参照しながら、人間がそこで自己を理解していく倫理的形而上学的空間の様相をあきらかにしようとしている。著書に『ドゥルーズ』(清水書院)、『ランド・オブ・フィクション――ベンタムにおける功利性と合理性』(木鐸社)、『デジタルメディア時代の《方法序説》――機械と人間のかかわりについて』(ナカニシヤ出版)、『〈見ること〉の哲学――鏡像と奥行』(世界思想社)、『メルロ=ポンティ入門』(ちくま新書)ほか。      

この本の内容

われわれはこの世界に生きており、現代の歴史に属している。それにしては、そのことがちっともぴんとこないのはなぜなのだろう。世界や歴史と無関係に、われわれのささやかな人生がここにある。だからといってとるにたらないことなど何ひとつなく、われわれがものごとを考えて決断するときには、やはり歴史の論理のなかを、おなじ世界の他者たちとともに生きるのである。現実的とはどういうことで、真実を語るとはどのような意味か。メルロ=ポンティ哲学をひもときながら、われわれのもとに到来する出来事を真剣に取扱う姿勢について考える、一風変わった入門書。

この本の目次

序章
第1章 ヒーロー
第2章 愛
第3章 思考と実践
第4章 真実を語ることば
終章

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