自分の頭で考える倫理
ホントの自由とはなにか。カント、ヘーゲル、ニーチェの思考を手がかりに、不倫や援助交際から民主主義信仰まで、困難な時代の生き方を考える新・倫理学入門。
- シリーズ:ちくま新書
- 693円(税込)
- Cコード:0210
- 整理番号:257
- 刊行日:
2000/08/21
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:240
- ISBN:4-480-05857-5
- JANコード:9784480058577
- 在庫 ×
迷惑をかけなければ援助交際はしていい?―YESかNOか、あなたの答えはどっち。自分がよければ何やっても勝手じゃないかと考えるのか、いや、そんな自由は許されないと考えるのか。さらに、自由が一つだけでないとしたら、ホントの自由とは何か?カント、ヘーゲル、ニーチェの思考のエッセンスを手がかりに、不倫や援助交際から民主主義信仰や正義論・国家論まで、困難な時代の生き方を考えるための新しい倫理学入門。
第1章 固そうなカントを噛み割って、考える(真の自由とは何だろう
一切を理性の支配下におきたい?
二つの自由と権利の根拠
利己主義の倫理とカント主義 ほか)
第2章 しつこそうなヘーゲルをよく噛んで、考える(愛と所有の運命
家族とは何だろう
相互承認―法・権利の成り立ち
自由主義か、共同体主義か ほか)
第3章 辛そうなニーチェを噛みしめて、考える(口あたりのよい「真理」ではなく
民主主義とは何だろう
民主主義の素性と秘密
世界の見方 ほか)
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