邪馬台国がみえてきた
卑弥呼はどこにいたのか? 九州か大和か? これまでくり返されてきた議論を、吉野ケ里遺跡や黒塚古墳など最新の発掘をもとに科学技術的視点からみなおす。
- シリーズ:ちくま新書
- 714円(税込)
- Cコード:0221
- 整理番号:266
- 刊行日:
2000/10/19
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:224
- ISBN:4-480-05866-4
- JANコード:9784480058669
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現代人が邪馬台国に関心をもつのはなぜだろうか?それは、卑弥呼の生きた時代が日本考古学史上の離れ小島だからだ。これまで多くの学者や作家が「九州か大和か」をめぐってさまざまな研究や推察を重ねてきたが、近年の考古学の発展はめざましい。なかでも、平成十年に天理市黒塚古墳から発掘された「三角縁神獣鏡」は近年最大の発見として注目された。なぜそれが邪馬台国論争に決着をつけたといわれるほどの発見なのか。本書では「魏志倭人伝」をはじめ、過去の有力な説、大陸との交易を、青銅器や鉄の生産などの科学技術的視点から整理しなおし、わかりやすく解説する。
第1章 弥生の技術の集成
第2章 九州のすすんだ工芸
第3章 古代出雲王国と北九州
第4章 後進地でなかった大和
第5章 文化交流と交易のみち
第6章 倭人の登場
第7章 中国人が記す邪馬台国興亡
第8章 邪馬台国はどこか
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