官僚組織の病理学
繰り返しミスを犯す官僚組織。その背後には、目的意識と優先順位を見失った〈個人〉の姿があった。とりわけ危機時に露呈する組織病理をケース別に解剖する。
- シリーズ:ちくま新書
- 756円(税込)
- Cコード:0231
- 整理番号:310
- 刊行日:
2001/09/19
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:240
- ISBN:4-480-05910-5
- JANコード:9784480059109
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人間は失敗する生きものである。とはいえ、各人が、組織の目標やプライオリティを見失わずに責務にあたっていれば、組織はそれほど大きな失敗を犯さずにすむはずだ。しかし近年、日本の官僚組織は、重大な局面において失敗を繰り返してきた。官僚機構が恒常的に犯す過ちはどのようなパターンになっているのか。なぜそうした過ちが繰り返されるのか。阪神淡路大震災や東海村核臨界事故時のものからODAまでの、政策決定・実施の過程を、危機時、非常時、常時に分類し、詳細に追求していく。
第1章 危機時の決定と実施(えひめ丸事件
阪神淡路大震災
東海村核関連事故)
第2章 非常時の決定と実施(対トルコ仮設住宅の緊急援助)
第3章 常時の決定と実施(住宅建設・販売の各種規制
ODAのシステムと情報)
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