教育改革の幻想
新学習指導要領がめざす「ゆとり」や「子ども中心主義」は本当に子どもたちのためになるものなのか? 教育と日本社会のゆくえを見据えて緊急提言する。
二〇〇二年度より新学習指導要領が実施される。この要領がめざす教育改革のねらいは「ゆとり」と「生きる力」の教育であり、それを実現するものが「総合的な学習の時間」である。これらをつなぐ論理は「子ども中心主義」であるが、この教育方針は本当に子どもたちのためになり、学校を再生するに足るものなのか?また、受験や詰め込み教育は本当に罪悪なのか?さまざまなデータを検証し、教育と日本社会のゆくえを見据えて緊急提言する。
第1章 教育の制度疲労(政策担当者の問題把握
これまでの教育改革の成果 ほか)
第2章 「ゆとり」と「新しい学力観」「生きる力」の教育(「ゆとり」をめざす教育の問題認識
「新しい学力観」と「生きる力」の教育 ほか)
第3章 「ゆとり」のゆくえ―学習時間の戦後小史(子どもの「ゆとり」は奪われてきたのか
「勉強の時代」の復活―勉強のしすぎはゆとりを奪ったのか ほか)
第4章 「子ども中心主義」教育の幻惑(「ゆとり」と「生きる力」をつなぐ論理
「子ども中心主義」の教育 ほか)
第5章 教育改革の幻想を超えて(手段を欠いた理想のゆくえ
現実と理想のコントラスト ほか)
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