統合失調症 ─精神分裂病を解く
精神分裂病の見方が大きく変わり名称も変わった。発病に至る経緯を解明し、心・身体・社会という統合的視点から、「治らない病」という既存の概念を解体する。
これまで、「わからない病」「治らない病」として差別的に扱われてきた「精神分裂病」という名称が「統合失調症」に変わった。過労・不眠によって心が閉ざされてゆく発病までの初期段階から、対人恐怖・迫害妄想の段階を通り発病に至るまでの経緯を解明。心・身体・社会という統合的視点から、この病を了解的に捉えなおす。汎精神疾患論のアプローチから、精神病理を解体する。
精神分裂病から統合失調症へ
1 精神疾患とはなにか?(精神の危機と自明性の喪失
狂と狂気
汎精神疾患論の提起)
2 関係失調としての統合失調症(「精神分裂病」概念のはらんできた矛盾
迫害妄想論の展開)
3 迫害妄想病の人間学的構築(迫害妄想型の三段階
対人/社会恐怖様段階
迫害的幻覚・妄想期
夢幻様状態)
「慢性化」の問題と「経過型」について
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可