戦争報道
ジャーナリズムが、戦場の悲惨を世に訴える一方、ときに率先して戦争を作り出すような役割を担うのはなぜ�オ�オか? 戦争報道の歴史をたどり、あるべき姿を問い直す。
- シリーズ:ちくま新書
- 756円(税込)
- Cコード:0200
- 整理番号:387
- 刊行日:
2003/02/19
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:240
- ISBN:4-480-05987-3
- JANコード:9784480059871
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ジャーナリズムは、戦場の悲惨を世に訴える一方で、ときに率先して好戦論を喚起し、戦火に油を注ぐような役割も担ってきた。このような奇妙に歪んだ構図が生まれるのはなぜか?本書は、第二次世界大戦からベトナム戦争、そして9・11にいたる戦争報道のあゆみを、文学・映画からインターネットにまで射程を広げて丹念にたどることで、ジャーナリズムと戦争との危うい関係を浮き彫りにし、根底より問いなおす。
第1章 第二次世界大戦中の戦争報道(同盟通信社―ナショナル・ニュース・エージェンシーを目指して
BBC時代のジョージ・オーウェル―『紅茶を受け皿で』の背景)
第2章 ベトナム戦争の報道(ジャーナリズムと文学―ハルバースタム・岡村昭彦・開高健
ジャーナリズムと映画―『地獄の黙示録』という戦争報道)
第3章 湾岸危機以後の戦争報道(「報道と宣伝」再論―PR会社の台頭
戦争報道とインターネット―信頼の失墜
ビデオ・ジャーナリストの挑戦―今ある戦争報道の先へ)
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