シリーズ・人間学 1 「心」はあるのか

橋爪 大三郎

「心」の存在が疑われることは、あまりない。が、本当に「心」は存在するのだろうか? この問題を徹底検証し、私たちの常識を覆す。スリリングな社会学の試みだ。

シリーズ・人間学 1 「心」はあるのか
  • シリーズ:ちくま新書
  • 714円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:391
  • 刊行日: 2003/03/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:192
  • ISBN:4-480-05991-1
  • JANコード:9784480059918
橋爪 大三郎
橋爪 大三郎

ハシヅメ ダイサブロウ

1948年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京工業大学大学院社会理工学研究科教授。同大学世界文明センター副センター長も務める。専門は理論社会学、宗教社会学、現代社会論など。著書は『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『言語ゲームと社会理論』(勁草書房)、『性愛論』(岩波書店)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)、『言語派社会学の原理』(洋泉社)、『「心」はあるのか』(ちくま新書)、『アメリカの行動原理』(PHP新書)、『社会の不思議』(朝日出版社)、『家庭でできる法事法要』(径書房)など多数。

この本の内容

自分の気持ちが理解してもらえない、相手が何を考えているのか分からない。そんな悩みを抱えている人は少なくない。これらの悩みはみな、「心」の問題だと思われがちだが、その大半は、政治や経済、社会など、もっと広がりのある問題として考えるべきではないか。そもそも「心」という概念を、根本から問い直す必要があるのではないか。本書は、こうした問題意識から、これまで当然と思われてきた「心」の存在を多角的に検証し、私たちの常識を鮮やかに覆す。明晰かつスリリングな、社会学の試みだ。

この本の目次

1 人は「心」をどう論じてきたか(「心」はどう論じられてきたか
なぜ「心」があると思うのか
言葉はなぜ通じるのか ほか)
2 「心」を解く鍵―言語ゲーム(言語ゲームとは何か
言語ゲームは価値相対主義か
言語ゲームと「心」の働き ほか)
3 「心」の問題を解き明かす(愛と性を考える
言葉と倫理
美の感動と言葉 ほか)

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